特別顧問ご紹介・メッセージ

慢性心不全ケアにご興味のある方を募集しています。

思温病院では2020年9月より「松田 暉」医師を常勤・特別顧問として迎え、10月より心不全内科を標榜診療科目に加えました。
これに伴い、慢性心不全治療に関わる地域連携を進めるべく、北野病院・大阪市立総合医療センター・大阪医療センター等で構成される「大阪心不全地域医療連携の会」に正式加盟したところです。
病院内では「ハートノート(心不全手帳)」を用いたケアへの取組を始めるべく、その一歩として慢性心不全ケアを勉強したい、関わりたいメンバーを募り「思温ハートチーム」を結成、11月より活動開始したところです。ご興味のある方は、是非、ご入職を検討願います。

特別顧問

特別顧問 松田 暉

大阪大学名誉教授 医学博士

1966年 大阪大学医学部第一外科 入局
1991年 大阪大学医学部第一外科 教授
2003年 大阪大学 病院長
2009年 学校法人兵庫医療大学 初代学長
     薬学、看護、リハビリテーションの3学部の育成に務める
2013年 東宝塚さとう病院 心臓外科医
     後進の指導と共に院内のチーム医療(多職種連携)の推進に支援
2020年 思温病院 特別顧問

1941年(昭和16)9月年札幌市で出生. 10歳で家族が大阪へ. 高校は大阪府立住吉高校. その後大阪大学医学部へ. 中学から阪大卒業まで大阪市西成区玉出に在住.
1965年阪大卒業. インターン廃止運動から翌春の医師国家試験をボイコットし, 同年11月に受験し医師免許をもらう. インターン制度は翌年から廃止となる.
1966年阪大第一外科(曲直部寿夫教授)に入局. 大学では心臓血管外科班(川島康生講師)にはいり, 小児の心臓外科の道を歩み出す. 米国留学., 国家公務員共済組合大手前病院をへて大学へ戻り, 小児心臓外科(先天性心疾患)から成人心臓外科, 大動脈外科, さらに心不全外科へと進む.
1991年阪大医学部第一外科教授就任. 脳死からの臓器移植の道が開かれようしていた時期で,その準備に邁進し教授就任後8年目,1999年に脳死からの心臓移植が実現, 第一例を執刀する. その後, 肺移植も手がけ, 臓器移植の推進に努めると共にデバイスラグの解消と補助人工心臓の普及に力を注いだ. 2003-4年阪大病院長, 2005年退職. その後, 学校法人兵庫医科大に移り, 新設のポートアイランドに出来た兵庫医療大学の初代学長に就任し, 薬学, 看護, リハビリテーションの3学部をチーム医療, ボーダレスをキーワードでまとめ, コメディカルの育成に務めた.
2013年, 東宝塚さとう病院で心臓外科医として復帰し後進の指導と共に院内のチーム医療(多職種連携)の推進を支援してきた. 2020年9月より思温病院勤務となった. 当院では心不全治療に関わる心臓リハビリ, 心不全地域連携, 心不全緩和ケア, そしてライフワークもある成人先天性心疾患患者のフォローにおいて, 院内外の他職種と連携してチーム作りが出来ればと考えている.
ライフワークでもある臓器移植の普及啓発(兵庫県移植推進協議会), 医師の専門医制度改革へ(日本外科学会委員会顧問)は現在も継続している. 学生時代からのスキーは今も継続し, 関西学生スキー連盟会長を引き受けている. また, ロードバイクにもはまってイベントなどに参加したり楽しんでいる.
長年携わってきた心臓病患者さんへの医療を思温病院という第一線の現場(ベッドサイド)で心機一転, 原点に戻って全人的医療を目指したチーム医療に貢献したいと思います.

【著書】
命をつなぐ―臓器移植―(大阪大学出版会), 心臓移植(南江堂), 心臓外科医の見た医療事情(エピック), 摂食嚥下ケアがわかる本―食の楽しみをささえるために(エピック)他.

ブログ:心臓外科医の見た医療事情 http://sinzougekai.blogspot.com/

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